チーズケーキ…自分でも作れるからなあ。であまり外では食べたことがなく、外で食べても、そんなに、おおっ。というものに巡り合うことがなかった。
そんななか、この前たまたま食べたチーズケーキがとても美味しかったのだ。
別に大行列ができる店でもなくて、駅ナカとかに入っているちょっとだけおしゃれっぽく高級感がある「DEAN&DELUCA」で売っているチーズケーキである。なんで今まで食べなかったんだろ…というくらい美味しかった。(400円くらいだったと思う)
うまくは表現できないけど、「スフレタイプほどふわふわじゃないけど、しっとりとふわふわが同居している。」
よくよく表示を見ると松之助NY製となっている。それは美味しいわけだ。
松之助NYのアップルパイが私はとても好きで、オーナーさんの書いたレシピ本にてアップルパイを自作したことはあるけれども、レシピ本にあったチーズケーキは作ったことが無かった。これは試さねば…である。
レシピ本を見て、そりゃ美味しいだろうよ…と思ったことは、18センチの丸型で作るのに、
「松之助NY風だと、クリームチーズをふつうのチーズケーキの一般的レシピ(200グラム)の倍量以上を使う。」
「松之助NY風だと、その分生クリームはかなり控えめ。(通常の世の中にあるレシピは200CC使うが、1/4程度しか使わない。」
…チーズたっぷり。これだけで単純に美味しいんだな…と判断。
その後、実際のおいしさの秘訣は焼き方にあることをその後知る。
作り方は普通にスーパーで手に入る材料を手順通りに混ぜるだけなので、そんなに難しくはない。
おいしさの秘密は焼き方、にあった。材料や作り方ではない。
「オーブンに1センチお湯を張り、150度の低温で30分焼き、その後しばらくオーブンのなかに放置する。」というもの。
蒸し焼き、はわりと目にする方法だけど、その後オーブンの火を止めて放置、は今まで聞いたことがなかった。
いつもの私のやり方だと、170度くらいで40分ほどガンガンに焼き、オーブンから出してしばらく放置。とは大きく異なる。
…150度で焼いたあと、一応状況チェック…チーズケーキの真ん中あたりが生っぽい…ちょっと揺らすとゆらゆらする。
いつもの自分基準なら更なる焼きが入るが、ここは本の指示従い、そのままオーブンのなかに暫く放置…
その後冷まして出来上がり。なのだが、「しっとり、ふわふわ」になるための必須て順が低温焼きのち蒸し、だったぽい。
お菓子レシピ本は材料だけ見て、適当に混ぜて、適当に焼いてしまうわたしであるが、
わずかな手順の差で大きな差がでるのを知るのであった。