写真は2016/11/6 AM06:18撮影。
長野県諏訪市にある富士見高原パノラマリゾートというスキー場のゴンドラリフトの頂上より撮影。
ここは夏はゴンドラリフト降りて30分くらいで入笠湿原という湿原があり、初夏だとつつじ&白樺の木、スズランの花が満喫でき、もうちょっと頑張ると入笠山という山にも登ることができるお手軽癒し系スポットでわりと好きな場所であります。
夏以外来ることないだろうな…と思ってたら、なんとここは雲海も撮影できることが最近判明。期間限定で週末のみ朝5時半からリフトが稼働してるっぽい。
さらに素晴らしいことに、雲海発生率とやらを気象予報の専門家がしてくれていて金曜日にサイトに掲載され、雲海発生確率がパーセント表示されるとともに、予想の論拠みたいなものも一応提示される。
…最近私のなかで明確に判別しなきゃな。と思うことの一つに一次情報と二次情報、というものがある。
わたしもなるべく正しい二次情報を得たいし、わたし自身もなるべく正しい情報をお知らせできればよいと思いつつ、である。
一次情報…自分で仕入れた生情報。
二次情報…ネット等で誰でも入手できる情報。
一番の理想は自分で仕入れた一次情報プラス二次情報であります。
(今回…)
ゴンドラ運営会社のサイトによるとこの日の雲海発生の可能性はなんと70%だった。
雲海発生予想の論拠によると、朝まで南の高気圧に覆われ、風弱い、逆転層(高度が高くなるほど気温が上がる)ができるので早朝は雲海が楽しめる可能性高い。
日中は前線の通過の影響で雲が多くなる。前線の通過が早まれば風が強まるため雲海が発生しないかも。みたいなことが書いてあった。
…二次情報を我流解釈。良き方向に解釈をする。
家を出たのがAM3:00少し前だったのだが、念のため、マニアックなサイトだが確度は割と高い雲の動きを3時間ごとに予想を出す天気予報で最新のAM2:30現在の最新の予報をチェック。
なんと、日の出の時間前後は雲多そうだ。風も強そう。それまでは雲ひとつない天気ぽい。
…一次情報の我流解釈。今日は無理かも。気象予報の専門家の言うことって当たるんだ。と妙に感心。
雲海と雲のコラボレーションを楽しもう。
…二次情報+一次情報を都合よく解釈する。
とはいえ、雲海発生スポットが近所だったらたぶん出かけない微妙な状況。
だけど今日が早朝リフト運営最終日なのである。確率や予報、自分の得た情報との関連性を社会実験として確かめるために家を出ることにした。
(実際)
スキー場の駐車場につくと、キラキラお星さま満載。空には雲ひとつなし。
そして無風。
いいんじゃない。と思ったのだが、(ここで非常に残念ではあるが、わたしも夫もキラキラお星さまを拝んだ後、ホカホカ足元カイロの誘惑に負け車の中で冬眠クマさん状態になり、ちょっとウトウトしてしまい、5時半のリフトに乗れなかったのもあるが)6時少し前にリフトの頂上駅についたときは、雲優勢…
で、日の出の時間は雲の猛アピールがすごい写真を量産したのであった。コラボレーションではない。アピール満点厚い雲vs控えめ雲海。である。(地元在住と思われる写真が上手そうなオジサマたちはさっさと撤収していたので、三脚も割といいところに構えられたのに…)
(まとめ)
今回の社会的実験でわかったことは、
・このゴンドラ運営会社のサイトの予想は割と当たる。
・一応雲海っぽいものも見えたので確率70%というのはハズレてはいない。
自分の得た一次情報があったことにより、今回上手く写真に撮れなくてもしょうがないという諦めがついたのと同時に来年はちゃんとそもそもの二次情報入手を早めにしなければ。である。
…なぜなら、この雲海ゴンドラは9月から早朝運行していたのにもかかわらず、知ったのがなんと先週であった…
本来だったら、9月あたりからこの雲海ゴンドラ情報をちゃんと見ておけば、もっと確度の高いときに出かけられたはずである…
世の中には知らなくて良いこともたくさんあるが、知っておいたほうが良いことは沢山ある。である。