伊賀泰代さんの「生産性」
このなかに当初読んだときは、若者向けの文章かなー、と思ったところがある。
(本自体はどの年齢層にもなるほど。なことがたくさん書いてある。)
さすがにこの年になって、「成長ってなんだろう。」なんてあまり考えたことがなかったからだ。
以下その部分を、わたし的軽く意訳だと、
「成長する」とは「生産性が上がる」ということに言い換え可能。
1…何時間かかっても出来なかったことが出来るようになった。
2…何時間もかかってやってたことが、短時間で出来るようになった。
3…同じ時間かけても、はるかに高い成果を達成することができるようになった。
4…2や3で生まれた時間を新たなチャレンジに振り分ける、そしてまた1に戻りぐるぐる巡る…
1から4までのぐるぐるサイクルを業務時間内にするのが理想。
5月より、仕事でかなりやることが増えてしまった…
家と会社の往復でせいいっぱい。
わたしの理想とするごきげん&快適生活には程遠い。
業務の範囲が広がった。いわゆる成長機会を頂いたわけである…
引き受けたときは「生産性向上の実験だわ~」と軽く考えていたのだけれども、
その実験がわたし個人を犠牲にした実験になりそうな勢いである…それだけは避けたい。わたしがやりたいのはあくまでも実践的実験であって人柱的人体実験ではないのだ。
あと数週間でいなくなる前任者からは、
・マッハで仕事して18時。
・休むときの業務代行者はグループ長(つまり休みづらい)
なることを言われた。
最近やっとその理由がわかってきた。
その理由は、
今時珍しいくらいの属人的業務遂行…
マニュアルらしきものが無いのである…
業務はグループ長より口述伝授され、職人の技がごとく前任者に引き継がれた。
前任者も忙しすぎてマニュアル化する時間がない。
教えるほうも教えられるほうもかなりヨチヨチ…である。(前任者のアタマには全て刷り込まれているっぽいが、それを言語化してわたしに伝え、かつわたしが理解するにはヨチヨチである。)
…引き継ぎ開始ではや3週間。残された猶予があと1週間ほどしかない。
お恥ずかしながら1もクリアしたかどうかも怪しい…
個人の犠牲(居残りやら休めない)を前提とした今後のわたしの成長やら生産性向上はなんとか避けたいのである。
とりあえず5月いっぱいで2、までにこぎ着けたし…