わたしは運用会社に長く勤めていたこともあり、たまに、儲かるネタないの~?などと聞かれることがある。(もちろんそんな儲かるネタは無いです…)
ちらと最近の社会情勢に照らした資産運用について思うこととかを書いてみる。
地政学リスク(=ある特定地域の政治、軍事の緊張が、その特定地域と地理的に近いところに存在している国も影響する恐れがある)が騒がれる昨今、最近の株式相場も冴えない動きの説明として、地政学リスクうんぬん、リスク回避云々・・なんていう報道をよく聞く。ただただ地政学リスクに怯えているのもなんなので・・・
…投資は自己責任です…よ~く考えて。をお忘れなきように。
その1 積立投信は何選ぼうかねえ?
よく、インデックスファンドを積み立てしましょう。ということになったとき、対象となるのが、市場連動型の投資信託を差す。この市場連動型の投資信託の「市場連動」はだいたい下記2つのモノに連動するものが多い。
超まるっと説明すると、
・日経平均株価…日本経済新聞社が東証一部に上場している企業から選んだ225銘柄の平均株価。
・TOPIX…東証一部に上場しているすべての銘柄の時価総額を対象とした指数。
…このふたつの指数、まあ確かに市場連動、全てが満遍なく包摂される。というところでは素晴らしい…が、東証一部に限定されているのと一番の問題は上場していればどんな会社のものも包摂されてしまう(=財務パフォーマンスや経営に問題アリ企業も上場していれば指数に反映されてしまう)という難点もある。
で、わたしが指数が出た2014年1月当初から個人的に注目しているのが、JPX日経インデックス400指数に連動する投資信託である。
この指数を超まるっと説明すると、
対象銘柄は東証一部だけじゃなく、東証二部、マザーズ、JASDAQ等から選ばれし400銘柄、
ROE高め(株主資本有効活用度高し)、営業利益沢山出てる(赤字会社はダメ)、時価総額大き目、などの財務のパフォーマンス、経営よろしの結果、選ばれし優良企業で構成されている指数なのである。
(…とはいえ、上記まるっと説明に該当する企業って、結局日経平均にも採用されているトヨタやドコモとかが日経平均同様に入ってしまうのだが…)
まあ気分的に優良企業に対して投資してまっせ。という気分になるのである。
その2 普段は投資信託積立放置運用、では積極的にアクション起こすときはいつ?
明らかに株価が激しく動くタイミング、それは、
天災、戦争、
こういうことが起こったら、(余り大きい声では言えないけれども、他の不幸に乗じるという面もあるし、もちろんお金より命が大切だが)明らかに株価がガクッと下がる。
こういうイザというときに株何買おうかねえ。ということを日ごろから妄想しておき、そのいざとなったら、が来たら機敏に動ける体制を整えておく、ってのがとっても有効なのではないか。と最近騒がれている地政学リスクに対して思う今日この頃…