資産運用お勉強マンガのインベスターZ19巻の読書感想文を。
この巻は資産運用にあまり関係のない「最新ガン治療について」
「東証一部上場企業の数社を選んで時価総額100兆円分に最も近づけたほうが勝ちという勝負をする。」という二つのことが描かれている。
以下時価総額100兆円勝負のことについて。
その1↓
時価総額100兆円勝負のあらすじ
マンガの主人公の天才中学生財前君と財前君が通う学校の創立者の息子の勝負。
サイコロをお互いに降って、目が大きいほうを出した方に東証一部の会社を一社選ぶ権利が発生する。この東証一部の会社というのは瞬時に50社パソコンのモニターに映し出されたものから1分以内で選択する。(目が小さいのを出した人には選択権が発生しない。)
このサイコロ振って、企業を選んで…を繰り返し時価総額100兆円にどちらが近いかを勝負。時価総額100兆円を超えたと判断したら、その場でストップする。そして相手がストップをするまで待って、両者ストップになったら、両者それぞれ選んだ企業の時価総額を計算してより100兆に近付けた者が勝ち。(100兆オーバーはダメ)
…みたいな内容。この19巻では勝負はつかないのだが、時価総額ランキングが頭に入ってますか的知識よりもサイコロの目を大きいモノを出すのが勝負のキモである。
途中経過…
圧倒的財前君不利。でこの巻は終わっている。(サイコロ勝負は3回までしか進んでない。)そのうち財前君に発生した選択権は1回。しかもこのせっかくゲットした選択権も「時価総額一番はトヨタ、二番目はドコモ、…」という門切り型知識が全面に出てしまい、パソコンのモニターに出てくる50社にドコモが無いことに動揺し、1分経過…どこの企業も選ぶことができなかったのである。
一方相手は、初めの選択権でトヨタを選び、次得た選択権のときは某都銀を選んでいた。この時点でおかしい…と財前君は気づくべきだったのだが、気づかず…
(企業選択時に提示される50社は必ずしも上位企業だけではなく、ランダムに出てくる。ということに気付いてない。)
思ったこと…
時間の制約はあまり考えなくても良い資産運用には反射神経はいらないけれども、時間の制約を多いに考えるこういう場合(まあデイトレードちっくな)は知識よりも運、反射神経がいるってことを漫画では言いたいのだろうか?(漫画の続きは10月に発売されるみたいだけど)
要は何を主張したいのかがよくわからん…この時価総額バトル。
…最近のインベスターZはモテ男理論やらガンの話やら脱線ぎみページも多数みられるので、そろそろ漫画としては潮時なのか…とちょっと思ったりもした。
…時価総額が大きめ企業はネットで検索するとすぐ出てくるけれども、おおかた
・元政府保有の株(JRとか)
・株価が4桁以上のところ
・業種でいくと通信、金融、
とこんな感じ。(超まるっと説明)