一日は1,440分だよ。お金は増やすことも失うこともできるけど、時間は失うことしかできないんだよ。今更残酷すぎる真実について書かれた本を読んだのでそのことを。
この本を読んでの最終着地点は「生産性上げましょう」だと思われるのだが、ああ今年残り3か月、「生産性を上げよう」と心に誓った2017年の年初から時間はどんどん流れ、あと3か月で次の年が来ちゃう…ということも今更実感。
(なんとこの本はkindleで540円で買える。)
何故に秒ではなく分、なのか。
一日は86,400秒。とも換言できるけれども、あえて1,440分と意識するのは、秒単位だとあまりにも簡単に過ぎ去ってしまうから。分単位だと1分、と考えても意外と出来ることが多い、1分に秘められた可能性を知ることができるから。なんだそうだ。
わたしの場合は、料理したときに使った調味料をごはん食べる前に戻すとか、わりとちょっとしたことができるなあ。とふとした瞬間に即その場でできることはやったほうがいいじゃん。のきっかけとなった。
一度にやれることはひとつだけ。マルチタスクはしない。
ふたつのことには集中できない。一度にやれることはひとつだけ。
…今わたしの仕事は超マルチタスクを求められることが多い。もうムリムリ…とここ半年ずっと思ってきたのだが、その通り。(でもこれはもうしょうがないけど…)
…家では少し前までは「オーディオブック聞きながら料理する。」とかエラそうなことをやっていたのだが、単なるBGMにしかなっていないことが今更よくわかる。
一度しか触らないルール
一度さわったらすぐにその場で処理。
郵便物は即捨て、取っておくをすぐにするとか、小さいことだけれどもすぐにできることはその場で。こういう小さなことは人間のあらゆるモノゴトに対する行動パターンを象徴するらしい。
…これはこの本読んでわたしが実際に意識的に取り入れていることである。
出したら速攻しまう、を最近は心がけている。慣れるまでは超意識的に行動しているのだが、無意識に即仕舞ができるようになりたい。
大成功した人は朝の習慣を継続している。
「朝が遅い人は一日中小走りしなくてはならない。」
ドキっ…
わたしのことじゃん。寝坊ではないけれども、早起きでもない。(出かける一時間前に起きる。出かける準備で精いっぱい。この段取りの悪さも大いに問題だが。)
時間は増やせないけれども、早起きによる前向き思考は増やせる。〆切効果による集中力は増やせるんだよ。ということらしい。
…このブログは「本を読んで実際にやってみた。」という自由研究が主たるテーマである。
自分自身にどんな変化が生まれるのか、の実験を始めたとこである。
格言集。
この本の最後の章の格言集がいちいちドキっとさせられる。時は金なり、くらいしか知らなかった私には心に響くものがたくさんあった。
心に響いたもののよりぬきを。
「あなたは遅れるかもしれないが、時間は遅れない。」
…ついつい緩んでしまう待ち合わせへうっかり間に合わなかったり。への戒め。
「時間は見つかることなど決してない。時間がほしければ作るしかない。」
…ついついスキマ時間の活用とかセコいことを考えてしまうのだが、そうではなくってもっとがさっとまだまだ作れる時間はありそうだ。
「わたしたちが先延ばしをしている間に、人生はわたしたちを置き去りにして突っ走る。」
…先延ばしはいかん、というやつです。先延ばしした結果の起こりうる将来の事象、をどうなるかを考えて行動したいものである。(なかなかできない。)
いちばん響いたのはこれ。
「富を失ったら懸命に働けばいい。知識を失ったら勉強すればいい。健康を失ったら薬飲めばいい。しかし時間は失ったら永遠に戻ってこない。」
…わかりましたよ…そこまで残酷な事実をつらつらと並べなくても…