ひろこの自由研究

まいにち、は自由研究の積み重ね。楽しい日々を過ごすための研究結果の発表場所としてのブログ。

日記の魔力(表三郎著)読書感想文

あまり深く考えずに記帳していた「日記」に関して面白い本を読んだのでそのことについて書いてみる。

(プライム無料特典で読みました。プライムリーディングでは読めない。)

 2018/1/1 kindleダウンロード、2018/1/1速攻読了…

 

自己流日記のつけ方

ここ数年、わたしはほぼ日手帳で閻魔帳的日記(良いことも悪いことも両方書くけど)として、

・今日何したか

・今日良かったこと

・今日悪かったこと

・その他いろいろ

を徒然と書いており、

そのほかにエクセルで、

・感情が入らない系の記録として、主に数値化できる日々のいろんなこと(起床時間、体重、食べたもの、着ていた服等々)を記録し、

・今週立てた目標(年末年始モードからの脱却とか)に対して、自分でイイコトしたかをマル、バツをつける、

そして、金曜、土曜日のいずれかでほぼ日、エクセルを見直して、ひとり懺悔をし、(ひとり懺悔用エクセルファイルを作っている)来週に向けて仕切りなおす。

みたいなことをしている。

↓閻魔帳…

中身をお見せできないのが残念でございます…手前のカバー付き(表紙ミスチル年賀状)は今年の。奥の白いのはここ数年のもの。

 

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これら一連の行為がわたしとしては大人になってからの日記のつけ方。なのだが、最近読んだ本でおもしろかった本で新たなる発見があった本について書いてみる。

 

日記の書き方は習ったのだろうか?

この「日記の魔力」の作者である表三郎さんという方は、駿台予備校のカリスマ先生だったらしいのだが、予備校の先生をしながら、30年日記をつけ続けた経験から、日記の書き方、活用方法について方策を本で紹介されている。

そのなかでまず問いかけられているのは、

「そもそも日記の書き方って教わりましたか?」というもの。

日記…夏休みの宿題。提出用。

わたしの記憶だと提出しなさいという指示はあるが、どうやって何を書けばよいのかという指導を受けた記憶が無い。

表さんもそんな感じで日記というものに対峙していたみたいで、一番苦労したのは、夏休み毎日どこかに出かけるわけでもない、日常生活を淡々と記録するのがつまらん、意味が分からん。というものだったらしい。

 

日記の読者は誰?

…小学校の宿題における日記の読者は「先生」であった。私の場合。

表さんによると大人になって改めてわかった日記の読者、というのは、「未来の自分」なんだそうだ。

つまり、日記は書くのも大事、読み返すのも大事。ということ。

…たしかにわたしのほぼ日閻魔帳日記は、一週間ごとに読み返されている。これは一週間ごとのまとめエクセル閻魔帳のなかで「今週の一番良かったこと」「今週の一番ダメだったこと」を抜き取っており、そのための行為のために読み返していたのだが、この本を読むまで、未来のわたしが読む。なんてことはあんまり考えたことが無かったのである。(まあ、結果として一週間後の未来の自分が一週間前の自分の日記を読んでいることに間違いは無いのだが)

 

日記の書き方

・文章は具体的に。

・肯定文で書く。日記を書くのは真実の自分を知るため。否定していてはセルフイメージの修整ができない。

・自分が記録しなければ葬り去られてしまうことを書く。(天気とかは記録の重要性が薄い)

…なんだかほんわかした日記の書き方なのであるが、換言すると、

「自分にとって必要なことを書きなさい。」である。

…今年のわたしの目指したいところは「整える」である。あんまりガチで書くとお恥ずかしい限りなのでさらっと流すと、「気分はいつも凪のように保ち、身の回りを整頓し、気分と環境を整えて、自分の本当にやりたいことだけやろう。」である。

まあこんんな目指すところから引き出される必要な書くべき内容とは、お掃除記録、イラっとしたときの気分とその落ち着け方、今日やりたかったことはやれたのか的なことになるのであろう。

…昨年までの何した?いいこと、悪いこと、その他、もこのわたしの目指すとこ中心に感じたことを書き記して行こうと思う。

いままでのわたしの日記は否定・懺悔日記である。あんまり未来志向なことは書かれていない。肯定文、未来志向で行きます。これからは。

 

日記の読み返し方

なかなかおもしろいな。と思った読み返しの仕方が紹介されていた。

さきほと、わたしの今年の目指したいところは「整える」であり、このこと中心に日々の日記も書くみたいなことを書いたけれども、それ以外のこともたぶん書くはず。

今日のナントカは美味しかったとか、今日読んだ本はどうだった。とか。

それはそれで自分にとって必要なことだから書くのはアリ。で、一週間に一度(表さんは10日に一度やっているらしい)読み返すときは、そのときの自分のテーマ(自分に対する問い、と、表さんは表現されている)に対して、「わたしの〇〇史」のようば別冊版を作ることを勧めている。これを一年続けて一年後に一気に読み返すと自らの成長や思考の変遷がわかってよいそうだ。

というわけで表さんはこういう抜き差しの利便性や検索性の観点から日記はパソコンでつけているそうだ。(コピペできるから)

…わたしは感情が入る余地のない契約書とかをパソコンで作るのには何の抵抗もないが、思考が入る文章をパソコンで文章作るのはなんだかいまだにちょっと違う感があるため、考えた思考の記録を残すのは手書きのほうが自分にはいい感じなので、日記そのものは手書きで書いていくとしても、この「わたしの〇〇史」に関しては、メンドイがワードでテキスト打ちを別途週末に地味に行うか、日記に色ペンでくくって分かりやすくしておくかで対応したいと思う。

一年後の

「わたしの断捨離史」

「わたしのカメラ上達史(???)」

「わたしの無駄に反応しない集中力養成奮闘史」

…どんなもんになるんじゃろか…

 

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