ひろこの自由研究

まいにち、は自由研究の積み重ね。楽しい日々を過ごすための研究結果の発表場所としてのブログ。

ネット全盛な時代における宿泊業のありかた

先日、福島県裏磐梯に写真撮りに潜入してきた。

で、裏磐梯には写真撮影ツアーをやっているペンションというのがいくつかあって、そのうちのひとつが主催している宿泊&写真撮影ガイドします的なところに今回は参加したのだけれども、宿泊業経営にあたって、そういう考え方もあるんだ…と思ったことがあったので書いてみる。

 

帰る日のお会計のときに、ふと聞かれた。

「どうして、ウチの宿に予約したんですか?」

「ネットで(正確には予約フォーム)で予約出来たのと、日にちが自分の都合にあったので予約しました。」

…つまるところ、日にちくらいしか優先順位が無かったのである。もっと正確に正直にいうと、メジャーな写真ガイドで有名なところはすでに定員がいっぱいだったのである。

裏磐梯には写真ガイドします的ペンションがいくつかあるのだけど、今回は穴場的なところにわたしは参加した。)

…なることを答えてしまったのだが、このあと、ネット予約主流な時代における宿泊業のありかた、なるものを考えさせられる話を聞いた。

 

ネット全盛な時代における宿泊業の悩み。

ネタバレ必須…というのが大変らしい。ネタバレが無いとお客が来ない。

ネタバレ、と下品な言い方になってしまったが、料理はこうです。部屋はこうです。みたいなことをすべて開示しないとお客さんの興味をひかないらしい。

…たしかに世の中ネタバレ、を確かめるために何か行動する。ということは多い。(わたしも裏磐梯に来たいな~と思ったのは、湖に浮かぶ小島が朝もやをまとい、空が真っ赤になって、となっている系な画像をいくつか目にして、興味を持ったというのもある。いわゆる被写体のネタバレをこの目で確認。)

 

食事、部屋、情報をきちんと把握したうえで世の中的には宿の予約するんだ…わたしのテキトー予約からかなりかけ離れていてオドロキである。(わたしは実のところ、地元民知る人ぞしる、な風景を知りたくて今回撮影ツアーに参加したので、食事とかはあんまり気にしていなかったのである。)

…ちなみに今絶賛テキトー予約をして、あること、につまづいているのが、2019年のGWである…(飛行機やホテルとかの予約は済んだのだが、レンタカーの手配ができてない。ネットでレンタカーの予約ができるところは全て予約対象期間外とかなってたり、在庫無し、ってなってるんだけど…どおしよう…電話で予約するしかないのか…前行ったときはすんなり予約出来たんだけど…)

 

ネットは無料。広告宣伝費がかからない。

でも、ひと昔前の「るるぶ」とかに高い広告料(数十万の単位らしい…これは知らんかったよ)で誌面のはじっこにちょこっと広告を載せただけで、お客さんが想像力を働かせて、予約してくれるような良き時代もあったけど、今は違う。ということらしい。

 

予約者の立場からだと、いいことずくめ(金額、複数の宿のようす等々の比較検証ができる)なのだが、宿の経営者からは広告宣伝は無料だけど大変…ということらしい。

 

気軽に予約、気軽にキャンセル…

これも大変らしい。とくに写真撮る。という明確な目的がある場合、この傾向が強いらしい。天気、自然状況がイマイチだとパス。みたいな。(わたしが宿泊したところは事前に前金をお支払するシステムだった)

この宿には写真撮るお客以外にもリゾート満喫で来るお客さんもいるらしいのだが、リゾート満喫客も気軽に予約、気軽にドタキャン、が多いらしい。

わたしが宿泊した宿は、

・写真撮影…メール、申込みフォーム、電話対応

・リゾート満喫…メール、申し込みフォーム、電話対応、楽天トラベル等からリンクで予約

というお客のニーズに合わせた予約システムを採っているいるらしいのだが、

宿のオーナーの方針で宿泊客の種別(写真撮影のため。リゾート満喫のため、)に関係なく、全てのお客に対して、電話応対しか受け付けない宿もあるらしい。

 

市場原理、競争原理が効いている。といばそれまでだし、お客のニーズ、時代のニーズに合わせて宿泊業のありかたも変わっていくべきなのだけれども…(中には廃業??みたいながらんどう、なペンションもいくつか見かけたし…)

 

ちなみに電話で問い合わせ等は経営者の立場だと、エブリタイムOKらしい。(お客側が気を使う必要はないんだそうだ。むしろ予約は電話のほうがタイムリー対応ができるのでありがたいらしい。)

わたしはご夫婦二人だけ経営だったら、いつ電話するべ?とか悩んでたのだがそういうことはあまり考えなくてよいらしい。

 

 

 インバウンド対応…

これからは海外のお客さんも受け入れる時代だと思われる…

が、あまり裏磐梯ではこの動きが無いっぽい。というのがわたしの印象。

宿のオーナーさんにもこの話をしてみたのだが、あまり積極的に受け入れていないらしい。

 

五色沼の今…

国定公園エリアなので草刈り等ができないらしいので、写真撮影にはキビしいらしい。(沼の回りに草ぼうぼう)ジャストウオーキングにはよいみたい。

数年前にわたしも行ったことがあるのだが、「脚立無いとダメだな。」と当時は思ったのである。

 

 ↓ままどおるより好きかも。な福島のお土産。

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