ひろこの自由研究

まいにち、は自由研究の積み重ね。楽しい日々を過ごすための研究結果の発表場所としてのブログ。

長崎旅行記その7(2019/3/26)軍艦島上陸

47都道府県制覇をしたい、という数年来の願望をかなえるための一環としての長崎旅行最終日。

エラそうに47都道府県制覇、ということになっているが、今回の旅行の一番の目的は「軍艦島」観る、撮る、歩く。であった。ミスチル好きのわたしだが、ふと見たB’zのイケてるPVのロケ地がここであることを知り、ずっと行きたいと思っていた。

 

今回は歩く、のみが叶ったということで…

私が大好きなミスチルの30周年ライブ(あと3年後??)はたぶんドームクラスの会場で開催されるであろうから、これを福岡ヤフードームのときに行くとして、そのついでに再度軍艦島詣でもしようかな。で、観る、撮る(海上から)はそのときまで取っておく。ただ、劣化度が激しい(小島、孤島…塩害でグーグルストリートビューで見るよりも、コンクリートがボロっという感じ。)のでいつ上陸禁止になてもおかしくないんじゃなかろうか?とも思った。(2018年は台風被害で暫くの間上陸禁止だったらしい。)

 

※今回は一番の大手の会社の「軍艦島コンシェルジェ」という会社が運営しているツアーに参加した。

わたしなりにそういうことなのね。と、思った取るべき必勝法もあるので、それはまた次の記事に書いてみたい。

 

上陸出来たけど…

朝の天気予報で「長崎沖波1メートル、」なんてことをやっていた。

波乗りではないので普段波の高さなどはあまり気にしない。のだが、なんとなく頭にとどめておいた。この日のわたし的体感気象状況というのは、

陸地…落ち葉がささっと舞う速度の風量

沖…風スゴい。(長そでヒートテック、極暖ヒートテック、薄手ユニクロダウン、裏地付きトレンチコート、マフラー、手袋、でも装備不足であった…他のお客さんはわたしよりかなりのライトな凍える装備であった…)

波…私が座っていたのは3Fのデッキ席。というところ。波の水しぶきもどきが時折顔にペシャっと。わりと船は揺れた。空は一応青空なのに。

波1メートルって割と威力満点なのね…である。普段乗り物酔いしないと思しき方々(こういうツアーに参加するくらいだから)も何人かはぐったり、である。

わたしは万が一に備えて、一応酔い止めを飲んでおいたので大丈夫。(これはわたしもそうだけど、普段乗り物酔いに無縁な人も念のため飲んでおいた方がいいと思う。)

船長さんいわく、波が予想より高い。周遊、停泊は今回は無しで上陸します。なるアナウンス。

え???まじで???無念…旅の最大目的事項が果たせなかった…

 

軍艦島のメインビューポイントは西側に点在。上陸スポットは東側。

しかも、撮影停泊タイムが無かったため海の上に浮かぶ孤高の島的写真撮れず。

船着き場より一枚…唯一海が写った写真…

 

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第一見学広場…

無の世界…ガイドさんの話を聞きながら、スリーダイヤすごいのぉ、という軍艦島の本質とは全く関係のない感想を抱く。(20年前以上前、わたしが新入社員のことはM銀行系からの書類に押印された発信者のシャチハタは細長く、左下にみっつのダイヤの刻印がついており、ほほ~と思った思い出とか…)

この軍艦島(正式名称は端島)はもともとは三菱財閥が管理運営をしていた。

丸の内の一等地に沢山土地を持ち、長崎の地に造船所でしょ…かつてのエネルギーの中心だった石炭も彫ってたわけでしょ…そして長崎市内にある世界遺産に登録されている建造物系はすべて元の持ち主は三菱財閥、なんとあのグラバー園のなかのグラバー廷も戦時中には「山の上のあの建物から我が国の機密(=造船所)が漏れる。」とやらで三菱財閥が買い取ったとのこと。

 

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第二見学広場…

鉱山の中心地。鉱山で働く人のお風呂(お湯はいつも真っ黒だったそうだ)とかがここにあったとのこと。初めのころはお風呂が海水だったっぽい。

 

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第三見学広場…

日本最古の7F建て鉄筋コンクリートの高層アパート(1916年)

今では廃墟虚無感満載だけれども、すべての住戸に電化製品が備わっていたり、過酷な日々を送りつつも裕福な生活がここでは出来たらしい。

 

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ツアーの実際

上陸離陸タイムがかなり厳密に管理されている。

思ってた以上に自由度が低い。

実際の立ち入りOKな見学ゾーンの部分はアスファルトで舗装されていて歩きづらいということは無い。

このあたりはまた別記事で…

 

感想等…

何度も来るところじゃないなあ。と思ったりもする。

物悲しいところ。がれきの山…でも日本の礎、エネルギーの源はここにあったのだ。

当時は活気があったんだろうけれども、ホントに今は何にもない。もうあとは崩れるのみ…な感じがした。明るい気分にはなれないですよ…もう二度と見ることが無いかもしれない、珍しいモノを観た。という気分にはなるけれども。

過酷な環境ゆえ、白物家電、テレビなどの普及率は100パーセントで狭い島のなかに、学校も病院もあって恵まれた環境も最大限に享受できるようになっていたみたい。

だけれども、島の外の緑のある風景がよいのか、それとも島のなかでの灰色な風景がよいのか。である。日本の今の繁栄があるのは、こういう過酷な労働環境のもと頑張ってきた人たちのおかげなのであるのだよ。である。

何でもそろっている島だけれども、お墓、火葬場がこの島には無いんだそうだ。別の小島(中ノ島という島)でそのあたりは役目を担っていたとのこと。

 

今回は波が高くて、周遊できなかった島の西の部分を見てみたい、というのももちろんあるんだけれども(いわゆる見どころ的な場所は島の西の部分に集中し、このあたりは立ち入り禁止区域だが海上から見ることは可能。)

なんというかもの悲しい風景。繁栄というのは未来永劫続くモノじゃないんだな。とか。

 

そして、最初にも書いたけれども、ホントにいつまで上陸やらの観光ができるんだろ。である。今度大き目の台風がやってきたら、大丈夫か??みたいな。単なる老朽化だけじゃなく塩害とかも深刻…

軍艦島観光のツアー運行会社は5つあるらしいのだが、それらの人たちの雇用も吹っ飛ぶわけであるよ…(船長さん、ガイドさん、の他にお世話係(現地引率及び体調不良のお客のケア)の係員の方も船一隻に対して6人くらいは乗船されているのでありますよ。

 

 しめっぽい〆めになりましたが、長崎旅行記本編はこれにて終了。

旅行の本質にはあまり関係ないけれども、いくつかの都市伝説の確認もしてきたので、それらに関してのネタ続く…

 

今回の旅行のあらすじ

 

 

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