ミスチル追っかけついでの京都旅行。聚光院訪問記。(2016/7/11)
写真は一切撮れないので、入口の看板の写真。鑑賞物のメインはこの看板の上の狩野派の襖絵。あとは青い襖絵by千住博さん。(構想&制作に15年かかったらしい)
(きっかけ)
大河ドラマの真田丸、6月の半ばくらいに千利休が切腹のシーンがあった。その千利休のお墓があるところが聚光院であることを知った。
そして、最新のJR東海の京都シリーズの駅張りポスターもこの聚光院の狩野派の襖絵。
普段はこの襖絵は博物館所蔵らしいが、期間限定で特別にもともとあった聚楽院に収められるという。
ミーハーではあるが、なかなかレアな機会。行かねば。襖そのものはいつかに博物館に戻るんでしょうが、博物館では立体的画な並びが分からない展示になってるはず。
…拝観料なんと2000円。約40分のツアー(20人くらい)。勝手に歩き回れない。予約制、である。
(行ってわかったこと)
この聚光院は大徳寺のなかにある。
お恥ずかしい話だが、わたしは大徳寺という寺院が存在していると思ってたのだが、大徳寺は小さなお寺(塔頭寺院というらしい)のカタマリの総称らしい。この聚光院もそのひとつ。
・わたしは予約して行ったけれども、予約なしでも一人ふたりだったら入れてくれるっぽい。3人以上だと厳しそう。やはり予約必須。わりと人気のある特別拝観ぽい。
・靴下履いてない人は、その場でレンタル靴下になる。(無料)
・荷物は預ける。文化財保護の観点からなんだそうだ。写真禁止だから、身軽でこれはなかなかよいなあ。である。
・JRのポスターはかなり暗め加工されてるな…である。実際の襖絵は修復してあるとはいえ、劣化度が激しく、かなり墨絵が薄い。色が白っぽい。
・JRのポスターだと物凄い大広間風だが、実際は20畳くらいの広さかな。
重要文化財ということで、結構警備がものものしい。案内係の方が説明をしてくださったのをフムフムと鑑賞するのだが、グループ一行が立ち去ると、外に面した障子が全て締められる。(これ以上の日焼けによる劣化を避けるためだとおもわれる。でも自然光でいろいろ貴重なものを観れるのはありがたや。)
珍しいものをみたなあ。という気分にはなるけど、もうちょっとゆっくりしたい。
(初めて知ったこと)
わりと豊臣秀吉時代の襖絵には虎が描かれているものが多いみたい。
で、虎、当時の日本にはもちろんいない。それをどうやって描くのか?
虎の皮を中国あたりから輸入して(当時秀吉は朝鮮出兵とかもやってたから)それを生きた動物に被せて絵をかいていたそうだ。
虎には雄雌がいる。当時の日本ではふつうの虎柄(縦じま)は雄、ヒョウ柄は雌、と捉えられていた説もあって、虎と豹が同じ絵にいるときは雄雌が描かれてるんだそうだ。
(レア度&コスパ)
ゆっくりできればな~。である。
襖絵のほかにお茶室も見れたりできる。(このお茶室もいつもは非公開)