梅原大吾さんの本を読んでの、感想文、というかインパクトのある漢字一文字にわたしが心揺さぶられ、ちょい実践してみたことを書いてみる。
きっかけ
…わたしはゲームは全くやらないのでその技がどのくらいすごいのかとかはよくわからないのだけど(動画とかはネット上に結構あるっぽい)この方のご職業は「プロ・ゲーマー」である。スポンサーがついていて(なんと、エナジードリンクのRed Bull公認アスリート。)ゲーム大会で賞金を稼ぐ。
ちょっと前にちきりんさんのブログやツイッターでこの本が紹介されていて、キンドルにダウンロードしてそのまま積キンドル、になっていたのを読んだのでそのことを。
(ちきりんさんいわく、「梅原さんは成長オタク」なんだそうだ。)
本の内容
本に書かれていること、言葉が重く、熱い。成長オタクどころではない…
適当にゆるっと普段生きていてすみません。としかわたしには言えない…
いかにして、プロ・ゲーマーとしての地位に至ったか、勝つことと勝ち続けることは違うんだよ。ということがこれでもか、というくらい書かれている。
・正しい努力は変化しつづけること。
・日々、小さな変化をすること。
・考えることを放棄して場数だけ踏むのは努力じゃない。量だけこなして楽してるだけ。
・年齢を言い訳にするのは努力が老いに負けている。
・才能をなぎ倒すくらいの努力。
・諦めなければ結果が出るとは言い切れないが、諦めず続けていれば人の目を気にすることはなくなる。
…多々、言葉がとにかく重く、熱いのである。
…本を読んだら、ふ~ん、だけではなく、なにか行動を起こせればいいな、とわたしは常々思っているのだけれども、今回のこの焦げ焦げアツアツな本(前段で軽くしか書かなかったけど、とてもいい本。)から感じ取り、実際に取り組んだことを書いてみる。
…このちいさな取り組みがまた面倒くさく、難しいのである…
蔑にすると痛い目に合う。引っかかることはメモる。
本を読んでいて、漢字一文字がぐさっと刺さることはあんまりないけど、この”蔑”という漢字はぐさっとささった。(なかなか一文字ではお目にかからない。軽蔑、という単語でしか普段は目にしない。)
「まあ、いいか、で疑問を蔑にして放置するとあとで痛い目にあう。」なることが本では書かれている。
「蔑」…ないがしろ。国語辞典的説明だと、人や物事を存在しているのに軽んじること。
梅原さんはゲームをしていて、あれっこれは問題になるかも。と思った事とかはスマホにメモってあとで見直すんだそうだ。これはその瞬間瞬間やらないと問題自体もあとで思い出せなくなるから都度都度小さな違和感を解決していくんだそうだ。
…でわたし、仕事における都度都度疑問やら改善点、頭のなかでふっと思いつくが、その瞬間に忘れる…の繰り返し、忘れたころに「あのとき、改善しとけばよかった。」「その場しのぎの付け足しエクセルマクロをがつんとちゃんと直してよけばよかった。」なることがよくある。
この本を読んでから、仕事しながら、「あれ?こここうすればよいかな。」「ここは間違いやすい。どうするべ。」みたいなことを思い出したら、すぐにメモる。ということをやり始め、その場で解決できそうだったらすぐその場で策を講じる。ということをやってみたのだが…
これが思っていた以上にめんどくさくて意外と大変であった。
…一流な人のマネゴトをしたのであるが、こんな些細な事でさえ結構大変であることを実感したのである。
(仕事しながらスマホにメモれないので手書きということもあるが)仕事はどんどん流れててきて、自分の思考もどんどん流れて…である。なかなか立ち止まってあれっ、とやるのは難しい。
だけど、この小さな違和感を書き留めて、ちょいスキマ時間に見直す、改善してくっていうことで、ちょっとした日々の小さな変化を自分自身に起こしている気もして、ちょっとだけいい気分な今日この頃である…