ひろこの自由研究

まいにち、は自由研究の積み重ね。楽しい日々を過ごすための研究結果の発表場所としてのブログ。

自分の言葉で語る技術(川上徹也著)読書感想文

AmazonのPrime Readingの対象本になっていたので読んでみた。

プライムリーディングに関しては、…unlimited開始のときみたいに、掘り出し物あるかな~と日々調査中である。(あの時の一番の掘り出しモノはインベスターZが全巻読めることだったけど)

しかし、掘り出し物は今のところ見つかっていない。なんとか出会った掘り出し本の一つについて書いてみる。

 

自分の言葉、とは何か?

よく、自分の言葉で話しなさい、とか言われるあの「自分の言葉」の正体…

この本でも紹介されているけれども、わたしも初めて自分の言葉で話すという機会に遭遇したのは「就職活動」である。自己紹介の類である。差別化を図るうえで何を語るか…結局は自分にしかしたことがないと思われる経験を一生懸命に話すことになる。面接の達人には書かれてないことを一生懸命に語るのである。

いま思えばこれが「自分の言葉」の正体なんだろうけれども、この本の中では、

「ネットで見つけてきたというのがすぐにバレる借りものの言葉をそのまま使わない。使うなら自分の言葉や体験で咀嚼してから。」

「オリジナルの考えや表現なんて存在しない。どっかで見聞したものを日々使っている。他人から見て自分なりの表現で語ってるなあと思わせる。」

 

…いきなりそういわれても…である。

本のなかで速攻取り入れることができそうなことがあったのでそのあたりを書いてみる。

 

感情や気持ちを表す言葉ではその感情は伝わらない。

気持ちは書かないほうが伝わる。

ついつい「楽しかった」「悲しかった」「うれしかった」「くやしかった」という気持ちを表す言葉は使いがちである。

まあ素直な気持ちであることには間違いない。

楽しかった、と書いたからといって楽しい気持ちが伝わっては来ないのである。

その時の状況を書いたほうが楽しかった気持ちが伝わるものである。

 

 

具体的に書く。話す。

子供は「遠足どうだった?」「おもしろかった」で会話が終わる。なんてことがよくありがちだ。と聞く。(まだボキャブラリーがそんなにないため。という見方もできる。)

大人になっても何ごとに関しても「おもしろかったです」というだけの人がいるらしい。

これほど面白くない感想は無い。まさに自分の言葉になってないじゃん。である。

ここでもどこが面白かったかを具体的に語るべし。なのである。

 

簡単に感動したり号泣したりしない。

どこがどうよかったか、を表現しよう。ひとつとして同じ言葉は無いはず。その人にしか言い表せない言葉があるはず。

 

 

…改めて自分の過去のブログをチラと振り返る。

わたしのブログにはほとんど外食時の食事レポというものが無いのだが、これは表現力不足ゆえ。と自分では結論づけていたのだが、「美味しかった」の状況をうまく伝えられないからかなあ。と改めて思う。(目の前の食べ物よりも会話のほうが印象に残ることが多いため)

他の記事もオタク度満点なミスチルのライブのこととかも楽しかったことがなるべ伝わり、かつオタク度控えめにしよう具体的に一応書いてきたつもりである。

あくまでもつもり…だけど。

…これからも気持ちを表す言葉を使うときは慎重になろう…具体的に書こう。である。

 

…以上最近ブログの更新が停滞している言い訳でした…言葉に慎重になったゆえ、である。

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