…だらだらと続けてきた京都旅行ねたがやっとこ終了。
いまさらり、と「京都旅行」と書いてしまったが、今回の2泊3日は、間違いなく旅行であり旅ではない。
「旅に憧れる」なることをぼんやりと考えたのでそのことを。
旅と旅行の違い
一人旅、自分探しの旅、とはいうけど、一人旅行、自分探し旅行、とは言わない。
旅行…楽しみ追及、見聞広げること、終わりは事前に決まっている。
旅…自分の内面と向かうもの、終わりは事前で決められない。(目的を果たすまでは終わらることができない。あらかじめいつ終わる、とは決められない)
旅行と旅、どっちがいい、どっちが悪い、の判断はできない。
でも、自分が今何考えているのか。どう感じたのか、をきちんと受け止めたいな。と思ったのであった。旅行は有名スポットをスタンプラリー的に訪れたり、観光ミーハー写真撮るだけのものにはしたくないな。とちょっとぼんやりと思ったのであった。(旅したいほどの何か探求したいものは今のところ無いけど)
…なんのこっちゃ…
わたしがこのことを知ったのは、キャノンの有料会員組織の「キャノンフォトサークル」が毎月発行している会員誌で写真も文章もなかなかイケてるな…というある写真家の方の旅の記録の本を読んだのがきっかけだった。
その方は竹沢うるまさん、という方なのだが、1021日、約3年、103か国を旅したという経歴の方で、写真はわたしがまず撮らない(撮れない…)ような、チベットの奥地に行って、現地の少数民族のお祭り(死体をカラスに食べてもらうような供養の儀式)をを見聞したり、なことをずっとされている方なのだが、この方の旅行記が、まあ生々しいのである。
帰りたい、辛い、でもここで帰ったら、また旅に出てしまう。だからもうちょっと前に進もう。
たまに平和な国に訪れるとほっとするけど、また刺激を求めたくなる。
みたいな文章がしょっちゅうでてきて、本に記載されていることが、これまた、空想なのか現実なのかがわたしには判断できないような、ものすごい内容なのである。(アマゾン川流域の奥地で謎の宗教の儀式を受けたり、みたいなのとか。)
そして、旅の途中から旅をいつ終えるか、みたいなことを悩みつつ前に進み、やっとこ旅を終わらせる理由となるものと出会う、という感じで旅の物語は終わっていて、竹沢さんご自身も日本に帰ってから、旅の物語を書くことにより旅を過去のものにするがために文章を書いたのだと本のあとがきに書かれている。
わたしにとっての旅もどき…
京都旅行から戻って、今回のこれは明らかに旅行だな~(しかもミーハー度高い)と思いながらブログ書いていて、わたしは「旅」したことあったかな。と過去を振り返ってみた。
それっぽいのがあったよ…
それは、東京都亜熱帯区(何故か車のナンバーは品川ナンバー…)
品川区から約1000キロ離れたところ。
時速40キロの船で約25時間…
3年前に小笠原諸島の父島に行ったことである。
現地の元気な方々の(父島は異様に若者人口が高いのである。いわゆるリゾートバイトな方々が多い。)父島に来て楽しいけど、いつまでここにいるんだろ?みたいなのをチラと感じてしまったり、でも、東京からくるお客にはめいいっぱい楽しんで、父島好きになって欲しい、25時間の時間かけてもまた来てね。(じゃないとわたしたちの仕事無くなっちゃう…わたしの考えすぎか??)みたいなおもてなし&その裏側の秘めたる思い、も感じて、ふだんわたしがあまり感じることのなかったことを随分体感した。みたいなことが当時の日記にチラ書きされている。…東京でのんびりやっているわたしの日々と今楽しいけどいつかはつらい離島の日々が待っている(&いわゆる本土でのあくせくした日々に対応できるのか)リゾートバイトの若者を見て、いろいろと思ったのである…↓世界遺産区域。このあたりはガイドさん無では入れない。
↓ここは自力で来ること可能。
たまにはちゃんと考えよう、感じよう…今は何でもすぐに答えを探したくなるけれども、そうじゃないこともあるんだよ…である。
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