わたしの趣味のひとつに写真撮影、があって、普段はキヤノンの一眼レフカメラを使っている。
このキャノンがスポンサーをしていて、何年かに一度、(恐らくキヤノンの新製品のカメラの発売に合わせて、)その新製品のカメラを使って撮影する写真家の方を密着取材し、情熱大陸風に編集されている「The Photographers」という番組があって、(BS
テレビ朝日)わたしは江口愼一さんというマクロレンズの達人先生の存在を知った。
…わたしはマクロレンズが苦手だ。手持ちで撮るとブレるは、花をアップに撮影するとジャポニカ学習帳表紙的図鑑写真になるわ…で殆ど使わない。マクロいの世界をふんわり撮る写真にあこがれつつあるも、このBSテレビ朝日の「The Photographers」で紹介されていた江口さんの蜘蛛の巣写真はふんわりマクロ写真ではないマクロ写真、どうやって撮るんだろ?とその当時思っていた。番組では京都にある植物園で手持ちでマクロレンズで写真を撮るところが紹介されていた。
↓こんな感じの写真。(これはキャノンフォトサークルという有料会報誌2019年1月号に掲載されていたもの)
そして、先日六本木の東京ミッドタウンにあるフジフィルムスクエアにて、江口先生の写真展があることを知り行ってきた。ご本人がいらっしゃたので、お話してみた。
(2019/2/15-2019/2/21 江口愼一写真展「風の詩集」)
わたし:「わたし数年前のThe photographersで先生の回観て、蜘蛛の巣の写真にすごく興味持ったんです。」
わたし:「あの蜘蛛の巣の写真って、PLフィルタをくるくるやれば撮れるって感じなんですかね??でもそんなわけないですよね。企業秘密じゃない程度に撮影のコツ教えてくださるとうれしいんですけど。」
江口先生:「ああそうなの~。観てくれたのね、ありがとね。あそこまで密着取材されると恥ずかしいのよ。」
「慣れればわりと撮れますよ。(写真展ではメインはふんわりマクロ写真が多かったが、中には、謎マクロ写真の蜘蛛の巣写真もいくつか展示されていた。)」
撮影方法
「一番開放気味にして、露出はマイナス寄り(マイナス1以上とのことだった)にして、逆光気味で撮るのよ。」
これだったらわたしにもできそうである…カメラの設定のことだけなので。問題はどう光をとらえるか?である。いわゆる被写体のみつけかた。
被写体の見つけ方
「被写体の見つけ方は、肉眼において蜘蛛の巣を観て、水色に光ってるのあったら、それが狙い。ナナメに太陽光線が当たっている蜘蛛の巣に注目するとよい。」
なんだそうだ。光の加減で肉眼で蜘蛛の巣が水色っぽくなるの???なのだが、そういうことらしい。
先生的には女性のくるり睫毛もライトの当たりかたによっては、黒以外の色で見えるんだそうだ。(半分ネタだと思うけど)
そして、PLフィルタは使わないこと、も撮影のポイントだと教えてくださった。
絶景秘境を追いかけるのも好きだが、身近被写体に対してやりたいことの一つが蜘蛛の巣の謎写真撮影であります。
お話しできてよかった。
↓わたし的キラキラ蜘蛛の巣…(ありがちですが…数年前に尾瀬で撮影)