わたしが今注目している有名人の一人にキングコングの西野さんを挙げることができる。芸人、絵本作家、オンライサロン経営、その他マルチな活動をされているお方である。
その西野さんの新作本「新・魔法のコンパス」に関する読書感想文的なものを書いてみる。
(正しくは以前出した「魔法のコンパス」という書籍の文庫本とのことなのだが、以前の出版物をそのまま出版しても内容が今の時代にそぐわない、ということですべて新しい内容にしたそうだ。)
わたしの表現力の欠如だと思うが…
先週末、わたしはMr.Childrenのライブをナゴヤドームに観に行くために新幹線に乗ってて、そのときこの書籍を読んだのだけれども、そうだよ、わたしが夫に飽きられようとも、可能な限りミスチルのライブに行ってしまう理由をひとことで、言語化するとこういうことなんだよ!と思ったことについて書いてみる。
ちなみにこの書籍を読むまではこんな感じでわたしの気持ちは以下な感じで‘表せると思う。
「なぜにミスチルのライブに何度も行くのですか?理由もちゃんと説明できないで、やれ、いいもんはいいじゃん、いいってわかってるじゃん。のひとことでめんどくさがる配偶者をムリやり(注:一応夫自身もライブには満足してくれてますが…)沖縄、博多まで連れまわし、挙句の果てライブ翌日の観光地巡りのレンタカーの車内でCDを東京から持ってくるのを忘れたことに気付き、ノーミスチル音楽を理由に爆睡しているあなた、それでいいんですか?」※国営放送金曜夜絶賛放映中「チコちゃんに叱られる」のナレーションの森田アナ風に…
「満足度」-「期待度」=「リピート度」
芸人業、絵本作家業の他にオンライサロンの経営という集客ビジネスを運営している西野さん。書籍によると、経営のツボは集客、それもリピーター客を増やすことであると書籍で書かれている。そして、それはひとことで表現すると、上記の算式になるという。
実際に見聞したあとの実感が満足度、見聞する前の期待値が期待度、差し引いて残る値がプラスの値にならないとお客さんはリピートしてくれない。西野さんの例でいうとオンライサロンのお客が一見さんで終わってしまう。継続的な会員となってくれない。
だからこのお客さんの結果としての満足度から差し引かれる期待度があまりにも大きすぎると満足度がその期待度を超えられない為、算式の右側がマイナスになってしまう。一見客で終わる。継続課金の会員にはつながらない。
期待度マックス誇大広告は二度と戻らない客を増やす。
そして、西野さんに関し、私が最大にすばらしいな、と思うのが、過去の書籍関してもそうだけど、厳しめのことをわかりやすく かつやんわりと、でもハッキリと語るところである。
「一度離れた客は簡単には戻らない。」
「期待度をマックスにしてしまう誇大広告は、二度と戻らない客を増やす広告である。」
とばっさり。
…書籍には少し前に炎上していたネット上での誇大勧誘広告の例なども書かれていましたが、なるほど確かにあれはそうだ。客が勝手に期待しすぎるのも大いに問題だけど、そのように扇動してしまう誇大広告は経営的にはあまりよろしくない。客の期待値のコントロールが大事。
毎日を振り返るに、電車の吊り広告で見かけるダイエット系広告、男性の毛髪系お悩み解決します広告、あれも期待度マックスにさせる系の広告かな。とも思ったりもするのであった。簡単にはダイエット力も毛根力もそんなに簡単には付かないよ…
話を元に戻して、ミスチル…
先日のナゴヤドームでのライブ(2019/5/25)いつも通りに期待度マックスでわたしは観に行った。
しかもこの一日をエンジョイする為に余計な事前情報やネタバレをサイトやツイッターとかで見てしまうのを避けるために、2週間前からほぼネット接続したパソコンもスマホもいじらずにフェイスブックやラインでいただくメッセージに対してのお返事のみし、品行公正に努めてきたのである。そのくらいのことをしてまでも、この一日にわたしは賭していたのである。
そして予想をはるかに超えたエンターテイメントを堪能。
もちろん満足度マイナス期待度はプラス。
客の期待値コントロールに関する思うこと…(ブログその2に続く…)
チラとわたしは「誇大広告はダメ。客の期待値マックスはダメ。客の期待値のコントロールが大事だ」とブログの中で書いた。
これは西野さんの書籍のなかでも触れられていることなのだが、わたしが常々おもっていることで、「客の期待値コントロール」に関し、読書感想文ブログその2へ続く…
旅行のパンフレットでばちっちゃい文字で客の期待値コントロールがされてることに関して…(パンフレット通りの景色が気象条件で見ることができないこともありますご了承ください。とか注記されているもの。)
…なんだか読書感想文だかミスチル称賛ブログだかよくわからん記事になってしまった…(ライブのことはまた別に記事になる予定。)
読書感想文的ブログその2に続く…