G20つながりで環境問題を話し合う会議が終わり、廃プラ問題がちらと話題になっておりますが…
わたしはレジ袋辞退くらいしか廃プラ問題に関係ありそうなことはしてないのですが、(…しかも廃プラ問題におけるポイ捨てレジ袋というものは、全体の2パーセントくらいしか量がないらしい…)
最近ノープラ(ノーブラではない、プラスチックNOのほう)生活を数週間NHKのディレクターさんが実践した奮闘記みたいなのが、放映されていたのでそれを見た感想記を。
まるっと一言でお伝えするのなら、
世の中、プラスチックで溢れている。
「プラスチック無しで生活するの不可能。」世の中に出回るプラスチックなるものを減らそうと、レジ袋辞退なんていうのわたしを含め多くの人は実践されているんだろうけれども、あまりにも世の中にはプラスチックであふれているんだよ、今は使えるプラスチック、これがゴミになったとしたら…レジ袋辞退でプラスチック使用減らしてみた、なんてのは、「焼け石に水程度かも。」である。
ノープラ生活とはいかなるものか?
…なんと、布団も撤収ですよ。洋服全部じゃないけど一部微妙にプラスチック成分が混ざっているものがありこれらも撤収。
電気もつけられない…
ガチノープラ生活ともなると、想像していたよりもかなり制約がある生活となる。「電気」もつけられない。(電気のスイッチがプラスチックなので)
お金も下ろせず、会社にも行けない。
メガネだってかけられない…
メガネもレンズがプラスチックだからダメで、ガラスレンズのメガネを作ろうとすると特注品になるからすぐにはできない。と言われたり・・・とか。ゴミではない眼鏡もプラスチックにお世話になっているのか…
やりすぎ極端なダイエットは拒食症や過食症になったりするって聞くけど、このディレクターさんもだんだん追いつめられていく。あまりにも世の中にあるもの全てがプラスチックまみれなのである…
現代社会において、プラスチック無しで人間が生き延びるってのはほぼ不可能なのである。驚き…
生きるためには食べなければ・・・
この食料調達もかなり厳しい。スーパーで売っているものはほとんどもれなくプラスチックな包装やパッケージがセットとなっている。
苦肉の策としてなんとかたどり着いた先が、
「おかずは缶詰」
なことが番組で紹介されていた。
テレビ見ながら、今この場でノープラスチック飯を作れるのか考えたのである。
苦肉の策で、
紙袋に入った小麦粉を金属製のボウルにいれて、木のまな板の上でこねて、取っ手ホウロウ製でノープラスチックのル・クルーゼの鍋で焼いて、ナンみたいにして、(焦げないかがかなり心配ではあるが)、菜箸でそれをつまんで、ツナ缶を具にしてなんちゃってピタさんどみたいなやつ。なるもの…
はげしくマズそうではあるが…小麦粉を水で溶いたものを、焦げないように弱火で炙る…
油はプラスチック容器に入ってるからダメ、塩はプラスチック製の袋に入ってるからダメ。胡椒もふたがプラスチックだからダメ。使えない…味はツナの塩味だけだよ…。何とかやればできるじゃん…
と思ってはみたものの、もしや?と思い確認をしたら、日清製粉の薄力粉(黄色いよくある袋のやつ)は紙製の袋に入っていると思いきや、(ちょっと前までは紙袋だった気がするが…)まさかまさかのビニール製の袋であった(利便性よろしくジップロックみたいに開けやすく閉まりやすくまでなっている…)
ダメじゃん…プラスチック無で晩御飯ができないよ…
しか~も、ガスコンロのツマミは明らかにプラスチック製であった…ダメじゃん…
番組が進むにつれて…
個人商店とかだと自分が持参した紙袋にお米を入れて購入したりとか、新聞紙にくるんで購入できたりとか、NHKのディレクターさんは、人間としての生き伸びる力、考える力、野生な力が芽生えてきている感…コミュニケーション力がアップしていたり、(スーパーでの食料調達が難しいので、今までは行ったことのなかった近所の昔ながらの商店街で個別にノー包装をお願いしたり、持参した紙袋に米を量り売りしてもらうとか)
へえ、環境の変化は人間も変えるのね…それまではあまり気にならなかった街のポイ捨てゴミが気になる、とか。
しかし、あまりにも制約が多すぎる生活となっており、かなり消耗しきってる感もあった。
…雨降ってても傘させない。なんで雨に打たれたかというと、スマホで天気予報も見れなかったから…
長くなったのでその2に続く…
↓、プチプチが張りついているイマドキ梱包材の図…プチプチと紙がうまく剥がせず無念…Amazon的には便利なんだろうけど…