最近チラと話題になっている「コンティディション」(2011年公開)をプライムビデオで観たのでそのことを。(無料プライムでは見れなくて、199円でレンタル)
非常にミーハーではあるが、パンデミックが題材の映画である。
このブログではパンデミック対策とされる「感染元及び感染経路特定」に関して、特に以下のことに関して、ねたばれにならない程度に書いてみる。
「知らなかったよ。身近にあるその危険な無意識行為。」
「監視社会(中国や韓国で行われているっぽいスマホのGPS追ったり、監視カメラ解析するやつ。)は行動監視とともに超プライベートまるはだか。そのプライベート丸裸、には不適切な男女交際みたいなのもバレる。」
「ネットでのデマっぽい情報の拡散力の威力。」
※この映画を観るまでは、ウィルスもらわない。拡散させない。三密除け。ということがステイホームの一番の利点だと思っていたのだが、わたし的にはもっと大事な利点がステイホームにはあることを知る。
鬱映画ではあるが、2時間かからない映画でわりと大物俳優さんも出ているのであっという間に見終わる。
知らなかったよ。自分がやっている超無意識危険行為
映画のなかのセリフでこんなのがある。
「人間は一日平均2000回顔を無意識に触るんです。」
顔触る、目元触る、口元触る、鼻のあたりさわる、目、鼻、口、ウィルスの入り口とされてるとじゃん・・・そんなに触ってるの??アライグマ並の日々の手洗いも無意識のうちに効果ナッシング・・・である。
が、
マスク非原理主義者のわたしだけれども、マスクすれば顔を直接触ることはちょっとは避けられるかな~。とも思ったのであった。でもマスクはイヤですの。あくまでも会社行くときの通行手形。
最近はどこにでも監視カメラがある。
感染初期のころ、映画のなかではスマホのGPSで感染元とされる人の行動を追った後、集められる全ての監視カメラの映像を分析して、濃厚接触者を割り出す等々が行われていく。日本で屋形船でクラスタ発生(懐かしい…)なんてときにもクラスタ追跡班はここまでやってたのだろうか?わたしはこの映画を観るまで濃厚接触者の割り出しは自己申告制でやってるんじゃないかと思っていたのだが、ここまで徹底的に画像の分析なんかもしてるのか??である。(さすがに最近はそんなに時間はかけられないとは思うけど。)
ついでに感染元とされる人の不適切な行動もその死後に夫にバレる、とか。
ネットによるデマの拡散
2011年の映画なので、まだユーチューバーはいない時代、αブロガー(死語??)みたいな人がまだいた時代。
αブロガーらしきブログに拡散力を持った人が「とある漢方薬がウイルスに効く、自分はそれで治した」みたいなことをブログに書き、あっという間に広がる。
漢方薬で治るわけないじゃん…未知のウイルスなんだよ。ちょっと考えればわかるじゃん。
その漢方薬は実際に存在する漢方薬。原料は黄色い花をつけるもので、わりとその辺の庭先や公園でよく見るやつ。わたしもこの黄色い花が漢方薬だなんて映画を観て初めて知ったくらい。
映画のなかではその漢方薬を求めて、漢方薬行列、薬騒動が勃発する。(日本でいうところのマスクパトロール、とか、トイレットペーパー騒動あたり)
ただ、このαブロガーの人にもデマ拡散の他にももっと言いたいことはあったみたいで…である。(このあたりは映画を実際に見るとよくわかる。)
人々はテレビの報道、ネットでの情報に翻弄され・・・SNSの書き込みに一喜一憂し、
やだー、約10年たってもおんなじじゃん。
わたしが和製英語だと思っていたテクニカルタームは純正英語であった件
わたしは「ソーシャルディスタンス」なる言葉はつい最近出てきた和製英語だと思ってたのだが映画のなかでも繰り返しこの「ソーシャルディスタンス」は、セリフそのものとして、あちこちに出てくる。10年前からあった単語であった。
ステイホームの別視点からの大切さ
ウイルスもらわない、拡散させない。三密避ける。がステイホームの一番の目的だとわたしは思っていた。
でも、この映画を観てそうじゃないことを知る。
ステイホームしているにおいては、どこを触っても、外出から戻って家かえってすぐに手洗いすれば、家にあるものは、どこ触っても、触った人は家族以外には当てはまらず、安全が外にいるよりは担保されるのである。
ウイルスの入り口は目鼻口、そこまでウイルスが行きつくまでの経路として怪しいのが自分の手指とされている昨今、
まさに、環境全ての消毒は家から一歩外に出れば環境全ての消毒は不可能、なるべく他所のモノにお触りしない。お触りしたら、手洗いするしか防げない。
が、自宅にいるにあたっては割と触りたい放題?家にあるものは家族以外の人がお触りすることは無いわけで…(まあ、買ってきた食材は手元に来るまでにいろんな人がお触りしていて危ないんじゃなかろうか??なんて考えると鬱になるため、あまりそこまで厳密には考えないでおく。)
この映画を観ての一番の教訓(マスクか石鹸か?)
手洗い大事。究極の選択でマスクか石鹸か?を迫られたら、わたしは石鹸を選ぶ。
映画では人間いろんなとこお触りするんだよ~。みたいなのが節々に出てくる。
ドアの手すりとかだけじゃなく、
携帯で写真撮ってください、と誰かにシャッター押してもらったり「携帯忘れてますよ」と置き忘れた携帯を手渡してくれたり、今までだったら何とも思わなかった一つ一つの行為が、実はヤバイかも。である。(しかもこういうどうでもいい行為が監視カメラで撮られているかもと思うと世の中実に恐ろしい。)
手指につくウイルスとやらはマジで怖いのよ…
飛沫よりもよっぽど身近な危機、とわたし的には思えたのである。
環境を整えるんじゃなく、自分を整えよう。である。
環境からウイルス除去はムリ、でも自分の手指清潔はある程度可能。
(実は映画の最後の最後でこの第一感染者とされる人はとある何気ない行為により、ウイルスをもらったということがわかるのだけど、何気ない行為はコワいよ、絶対に身近にこういうことやっちゃってるケースは多い。わたしもその行為の一部はついついやっちゃう。プラス環境破壊はコワいよ。)
↓除菌シートを持ち歩く日はそろそろ終わってほしいのだが…(持ち歩いているくせに実際使った事は無い)、そろそろ汗ふきシートの出番だよ。小荷物主義のわたしとしては、こういうシートものは二種類持ちたくないんだけどな…(この2か月全く出番のなかった除菌シートは不要じゃね?であるが、なんとなく持ち歩く今日この頃)
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