自動家計簿サービスで有名なマネーフォワードがマザーズに9/29に上場することがマネクス証券のサイトのホーム画面で主幹事です的お知らせが掲載されていた。
(わたしが口座をもっている証券会社のひとつ)
日本郵政のIPOに関するお知らせもあったのだが、マネーフォワードに関しても同様の気合の入れようである。(ふだんはマネックスでは扱われるIPO銘柄に関しては、政府保有株放出系(JRとか日本郵政等)以外はひっそりと一覧表な形でよろしければどーぞ的に応募ページがあるのに、今回はわざわざ主幹事です的お知らせがある。…主幹事ってことはわりと当選しやすいのであろう…)
へえ、どういうこと?と思ってチラと調べたら、なんとマネックスがわりと主幹事的地位ではありませんか…マネーフォワードの社長が元マネックスの人みたいなのでその関係か??でありますが…(マネーフォワードの株主としてマネックスベンチャーズというベンチャーキャピタルが関係していることとかもあると思う)
政府保有系放出以外のIPOはわたしはほぼやらないのだが、(政府放出系はまあ長期保有前提なので、当選したらあとは放置しておくが、こういうマザーズ上場とかだと、初動=上場日勝負になることが多いのでわたしにはムリ)チラと思った事を書いてみる。
…以下、独り言です…投資は自己責任です。
知名度抜群だけど意外と人気無いかも。ということをわたしなりに理解…
有価証券報告書をチラ読みしてみる。(マネーフォワード 有価証券報告書、とかで検索すると探せる)
意外と不人気な主な理由としては、以下のことがあてはまるのではなかろうか。と。
・5期連続赤字…財務諸表が△だらけである…(創業5年で上場ってのは素晴らしいが)
・9/29の上場日はマネーフォワードの上場のほかに2社の上場がある。
・マネーフォワードの上場そのものが45億くらいと割と大型。
・一般に放出される株以外に上場後、ベンチャーキャピタルの持ち分がその後売却される可能性がある。
このブログは自分の経験したことを自由研究として発表することを主たる目的としている。目論見書を読んで思った事として、先に用途があって資金調達のための上場をするんじゃなかろうか?
について思った事を書いてみる。
有価証券報告書によると上場して調達した資金の使い道としては、
・認知度向上のための広告活動
・借入金の返済
・人材獲得のための活動費用
というこの3つが主な使い道として記されていた。但し書きちっくに、インターネット市場は変化が激しいのでこのほかの使い道も考えられる的なことも書いてあった。(このほかの使い道=成長路線だったらアリではあるが…)
万年赤字だからまあ財務体質の改善は急務であることはわかる。
が、資金調達したお金の使い道がちょっとわたし好みではないのだ。
借金返済というのがドンと有価証券報告書に書かれているところが。
用途あって(=さらなる事業拡大のための資金調達)上場するんじゃないの?
とちょっと思ったのであった。
…まあ、上場日に短期勝負でのIPO参戦だったら、長期的視点は要らないけど…
一応真面目な説明…
こういうIPOを申し込むか否かを人気度とかそういうことじゃなくて真面目に意思決定をし、ちゃんと数字を追うのなら、
同業他社で上場しているのはどこか?を調べて、
株価収益率(PERと呼ばれるもの。時価総額÷純利益)を比較して、割高か割安かを判断する、というのが王道の投資の意思決定方法なのだが、
マネーフォワードは赤字ゆえ、純利益無し。よってPERが出せないのである…