写真はハッセルバックポテト。(ジャガイモに蛇腹状の切り込みを入れ、サラダオイルをかけて焼くだけの北欧のおかず)今回は真ん中の温度計の話。(オーブンから出して3分経たないうちに200度近くあったものがこれだけ温度が下がる)
買うまで悩むこと一年。オーブン用温度計。実際に買って使ってみた。
悩んだ理由は価格ではなく、使用頻度である。一度使ったらポイ。となるんじゃないかと思ってたのだが、先日料理教室に行ったときに、このオーブン用温度計の話になり、わたしは先生に「使用頻度が低くて買う気が起こらない。」的な話をしたら、
「余熱一段のとき、二段のとき、実際の調理中の計測(オーブン入れるものによっても庫内の温度は変わるらしい)、その後新品のオーブン買ったときの計測、あらゆるところで使えますよ~。」とのこと。
ということで、アマゾンでタニタのオーブン用温度計が1,000円もしないで購入できたので購入。(値段を言うのも憚られる…決断力のない自分…)
写真のハッセルバックポテトを例に計測してみる。
お約束の調理方法は余熱200度したオーブンに芋を入れて30分焼く。というもの。
簡単な割には見栄えがよいので、わりとわたしは好きな料理である。
余熱200度…オーブンの液晶の表示が200度を示し、余熱完了のピーピー音がする。
中に置いたオーブン用温度計の表示はなんと150度…
思ってたよりも低い…50度も差があるなんて…
余熱250度にして再度余熱開始。ピーピー音してオーブンの戸を開けると、温度計は220度を示している。今更200度きっちりの余熱にするのもめんどくさく、そのまま材料を入れて、戸を閉める。
…まさかねえ…で一応5分ほどしたオーブンをチラっと戸を開けてみる。
なんと、余熱のち芋を入れたときにドアをほんの少しの時間(30秒くらい?)開けて一気に庫内の温度が150度まで下がったままで、調理が進む。
もちろん、オーブンの液晶表示は250度なのだ…
材料を入れたまま、オーブンの予熱をする。という意味不明なことを再度し、(戸を開けたくない。温度がまた下がるから)ピーピー音が鳴ったところで、30分のタイマーをかける。(庫内220度)
オーブン機能そのものの劣化なのか?それとも1000円しない温度計に計測をさせること自体が罪なのか?
芋のようなデリケート度低しな材料ならともかく、お菓子なんかのデキにはえらく影響しそうな今回の計測結果である。
ちゃんと計測してお菓子を作ってみようと心に誓ったのであった。
市販のレシピ本はこのような誤差をどの程度考慮されているのだろうか?(ちゃんと温度計使って計測してるのか?)
壮大な研究ネタを見つけてしまった。
(暇つぶしなこのような研究より新しいオーブンレンジを購入する。という前向きな研究もしたいと思ったのであった。)