数年前に富士山に登ろうと決意し、ガイドさん同行ツアーに参加した。
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富士山登頂における山岳ガイドさんの教え - ひろこの自由研究
いざわたしが申し込むと夫が「マジで行くの?そんなに行きたいんだったらそういえば一緒に行くのに…」なることを言い出す。他方、
「富士山は下界から観る、撮る山である。登る山ではない。砂だらけでつまんないじゃん。人多いし。」が夫の信条である。
そんななか、夫からの有用なアドバイスがあり、現地で役に立ったものがある。
(注:うちの旦那さんは大学時代ワンゲル部というところに一瞬所属していたのだが、活動がガチで留年しそうになったんで退部したらしい。ので一応山登りにはお詳しい。)
「ガイドさんのすぐ後ろを歩け。」
「歩くペースはガイドさんに合わせる。そうすればいいペースで登れる。」
「列の最後尾は同じツアー参加者のちっちゃな半歩づつの遅れとかが大きなカタマリとなって、襲い掛かる。ペースが乱れて疲れる。絶対に最後尾にはつかないこと。」
…これは実際にそうだった。ガイドさんの真後ろについてあるくとすごく楽。
夫の予言通り、列の最後の人は最後はバテてていて苦しそうであった。(こういう登山ツアーというのはさまざまな体力の人が混ざる。ということも大きな要因であるが)
…わたしの頭脳プレー(?)が他の参加者にバレることはなかったのだが、ちょっと申し訳ないことをした気もするので、下山時は自分でわたし一番後ろに付きますわ。と言って、一番後ろについた。帰りは登頂ハイになっているのもあったので、そんなには疲れなかったし、皆さまの遅れを一身に受けたという記憶はないのだが、同じ人間が歩くにもいろんな歩幅や速度があるな。とはその時思ったのであった。
↓河口湖沿いの富士山…雪が無ければ撮る山じゃなく、登るのもアリだと思うが…
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