最近いわれている2000万円老後資産不足説、自分でなんとかしなさい、なる生々しい数字もありながらも、ぼやっと「自分は何歳まで生きるんだろ。」「そもそもいくらのお金があれば大丈夫なの?」「そもそも老後何したいわけ?」なる形なき不安に対し、リアルな数字が襲ってきた。こんな感じである。わたしのなかでは。
書籍のなかで、これは私には無かった発想だな。取り入れよう。と思うことがあってそのことについて書いてみる。
人生100年生きるという前提においては、
「健康」「お金」「時間」以外にも管理すべき大事なことがある。そしてその管理は意外と難しい。
人生100年生きる前提においてかんりすべきもの、
「健康」「お金」「時間」以外に管理すべきもの「感情」
この書籍は3人の著者の方が2018年11月に北海道釧路市で開催された「エンジン01 文化戦略会議」のなかでの開催された講座の中身を抜粋補足しての書籍ということで、この「感情管理」ということは和田裕美さんが提唱されている。
「健康」「お金」「時間」はいわゆる世の中の成功者はこの3つの管理に長けている、なんてよく言われている。でわたしもこの3つに対しては今年半年はかなり意識してきた。そしてこれからもするつもり。そして和田さんがおっしゃるにはプラスこの「感情」の管理も成功者と言われる人たちはできている人が多い。とのこと。
で、この人生100年時代において、管理したほうがよいとされる「感情管理」和田さんも4つの事柄に対する管理のなかで一番難しいとおっしゃっている。
自分自身を客観視しつつ、前向き穏やかに感情を維持すること。
いつも暗く悲観的な人にはお金集まらないし、悲観的な人は不安感が強くお金も使えない。
いつも明るい人は周囲から好かれる、自然と人が集まりお金が集まってくる。
確かにそうだよね…表向きのわたしはそんなにイラっとした感情をあらわにすることはたぶんそんなにはなくて、なるべく前向き穏やかに過ごしているつもりだけど、自分の感情をぐいっと押し込め蓋をし、カタカタと蓋を押し戻すその感情をまた押し戻す、臭いモノには蓋、日々悶々と…ああ、今日もまたイラっとしてしまった後悔…そして、最近は特に、おばちゃんになったせいか、閾値が狭まったのか、とにかく感情を乱されるようなことに対してすごく敏感になり、今まで以上にちょっとしたことでイラっとしたりすることがあり、感情が乱れまくりである。朝電車のなかでのイラっから始まり出社すればしたで、「どうして、こういうことするのかね??」なることが1日数回(いや数十回?)ある。ホントに些細すぎてちっちゃくて書くのもおこがましいけれども。
ここ数日でわたしがプチプチと自分のなかで諦めという感情とともに小さな怒りを燃やしたことを抜粋してみると、
「誰が書いたのかがわからない電話メモ。(電話メモには普通 「ひろこ」とか電話メモ書いた本人の名前を書くだろが…しかも折り返し先が書いてあるのだが、折り返し先××さん、はその折り返し先の部署には二人いる。当然折り返し先の内線番号のメモなし。」ということを違う折り返し先で1週間に3回ほど、メモを残された。
「スメハラなんだよ!!(スメルハラスメント。ニオイハラスメント。加齢臭やら柔軟剤臭が語源。)会社でカキピーナツを食べるな。匂うじゃろ。」
「天気と電車遅延、居酒屋の飲み放題以外に話題は無いのか…そなたは…」
まあ、この3つのことは、すべて同一人物の行為に対し、わたしは、小さな怒りがプチプチとわき、いちいち感情を乱しているのである…
自分の時間やただでさえ乏しい自分の集中力を乱されたことが腹立たしい…
これら気分を乱されることに対してわたしが取ってきた対応というのは、「極力そういう人とはかかわらない。」いわゆる臭いモノには蓋、である。
和田さんは以下のようなことを提唱されている。(陽転思考というものらしい。初めて知った。)
どんなマイナスなことからも得られることはあるはず。
書籍で紹介されていたのは、和田さんが英会話教材の飛び込み歩合セールスに従事されていたときに、行っても行っても断られる、話聞いてもらえない…門前払いばっかだった。ということがあり、でもそんななかで「今のお客さんからは得られたものはなんだろう」とひたすらプラス思考で考える。というもの。
「今日断られたのは時間が悪かったからかな?この業界の人はこの時間帯はダメなんだ。気づけてよかった。次に生かそう。」
「こういうタイプのお客さんに初めてお話できるチャンスがあってよかった。次のセールスに生かそう。」
等々…
よく言われる「ポジティブシンキング」というものは根拠なき前向き思考、とわたしはナナメに見ていたのだが、そうじゃなくて、和田さんのおっしゃることは「どんなときでも得たものをメモって自分の糧にする。」「転んでもタダでは起きない人。転んでも得する人。」
苦行ではあるが、今ここで改めて、がわたしもイラっとしてもタダでは済まないプラス思考な人になってみる…
具体的には…
「謎の新入社員以下の電話伝言メモ」に対しては、
・最大限の推理力を働かせ、折り返すべき相手につながったら、ラッキーと自らをほめる。
・もし同じ苗字の別の人に繋がっても普通は親切に「もう一人の××なのでこのまま内線回しますね。」と言ってもらえることがほとんどだから、相手に対して感謝する。
・メモをわたした相手が私でよかったよ。こんな伝言メモ、お偉い人やら気難しい人に対してこんなメモを残したら、確実にヤバいよ。というヘンな思いやり。(わたし、バカにされてるのか?なる小さな炎は一生懸命ふーふーと吹き消す。)
「柿ピーナツによるスメハラ問題」に対しては、
カキピー食べている間にトイレにいけるじゃん。わたし。と無理やり理由付け…(苦しまみれにいいところを見つけるってホント苦しい…)トイレから戻っても当然カキピーの残り香は残るが、まあしょうがない。
旅行先でせんべい類をお土産に持っていくのはやめよう。今まで食べてなかったけど、これからも車の中で柿ピーナツ食べるのもやめよう。(今までは夫が車でカレーパンを食べるのにキレていたわたしであるが、柿ピーナツも同罪なんじゃなかろうか…)なる気づき。
「会話の内容が電車遅延、天気しかないのかよ…問題」に対しては、
乗っている路線が違うので話降られなくてラッキー、と心得る。
騒音のなかでも集中力を高めることを自らへの修行の時間が与えられたと心得る。
これもおトイレタイム…と心する。
…今書いていて気付いたのだが、全く陽転思考になってないな。オチはトイレに避難…ってのが殆どなんだもん。逃げてることだもんね…
そういえば和田裕美さんと言えば…
ふと今更思い出したことがある。わたしは勝間和代さんのオンラインオフラインサロンの勝間塾というところの会員なのだけれども、数年前の月例会のゲストスピーカーで和田裕美さんがいらっしゃって講義をされていたことがある。
おそらくその時も「陽転思考」の話をされていたと思うのだけれど、当時のまだ能天気すぎたわたしにはピンとこなかった。
が、今でも覚えていることがある。
それは、
「会社で苦手な人に対して、こっそりあだ名つけてみましょう。」なることをおっしゃっていた。
イラッな感情を楽しくさせることができらしい。
感情管理よりお名前管理からでも小さく始めたい…