ひろこの自由研究

まいにち、は自由研究の積み重ね。楽しい日々を過ごすための研究結果の発表場所としてのブログ。

インベスターZ18巻読書感想文その2

インベスターZ18巻の感想文のつづき。
前半↓モテ男子の必須項目は生き方としては「自信を持つこと」そして、金の延べ棒を持てば、株式投資ギラギラ男子ではなく、金、なんて堅実な投資、運用男子だわ~で女子イチコロ…金のキラキラであっという間に女子の心つかむ、という強引展開…
以下この巻の後半部分。
モテから離れて、やりくり上手になりたい奥様の話。
 
あらすじ
家計のやりくりがうまくいかない専業主婦の奥様。ただでさえ家計は火の車なのに高校生の息子さんがアメリカの大学に進学したいなることを言い出す。お金ないからというわけにはいかず、お金貯めることを一大決意。なじみの喫茶店の女性店長がカフェ経営の傍ら資産運用も手掛けているので、その極意を聞き出す。
…な感じであります。

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本多静六さんの本
漫画のなかで、やり手カフェ店長が悩める家計は火の車の奥様に貸した本として紹介されていた本が、
「私の財産告白(本多静六著)」
…わたしもこの本は持っている。超読んでる。しかも本多静六さんの本3冊も…どんだけお金貯めて、よりよい生活したくて、計画性を持ちたいんだ…ではありますが…(今月のわたしの目指すところは、「何か知ってる自分。じゃなくて、何かをやってる自分。」であります。がんばります…)
「私の財産告白」の本の中身は大まかにまとめると、
・月収の1/4は貯金。ボーナスは全部貯金。
・未開拓の森林を買う。(なんと、本多さんの買い付けた未開拓の埼玉の山奥森林はおそらくではあるが、西武鉄道に買われたんじゃなかろうか…で巨額の富を得る。)
・これからの日本はインフラ整備だ。ということで非上場の鉄道の株を買う。(のちに国鉄となる。ここでも大儲け。)
残りの二つは今となってはムリ…なのであるが、最初のあたりまえの貯金の鉄則。これは今の時代にも十分使える。
漫画では紹介されていなかったけれども、この本でわたしが一番好きな一文は、
「好景気、楽観時代は思い切った勤倹貯蓄」…カネ重視。お金ためておく。
「不景気、悲観時代は思い切った投資」…モノ(株、土地、事業出資)への投資を行う
「利殖のキホンはカネとモノの交換活動。」
というところである。

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…以下漫画のなかで刺さった個所とか。
 
漫画の中で刺さったところその1…すぐやらない人はダメ
やり手カフェ店長から本を借りた悩める奥様は借りた本をすぐには読まなかった。
これに対し、カフェの店長からキツイひとこと。
「小さな約束を守れない人はお金はたまりません。」
…そ、そうだよ…小さな日々の習慣の積み重ねなんだよ。ナニゴトも利殖の世界じゃなくても、生き方でもなんでも。小さなことができなくて、大きなことができるわけない。
 
漫画の中で刺さったところその2…リストラとは削るんじゃなくって止めるんだよ。
家計のリストラをするにあたって、
やり手カフェ店長がドラッガー先生のひとこと、として「コスト削減の最も効果的な方法は活動そのものをやめること」なる話を例に挙げていた。
実際の家計の改造計画にあたっては、削る(=ちっちゃな節約)ではなく止める。という選択をするのが最も効果的だ。という話になる。
何をやめるのか…いわゆる定期的な支出。車、保険、携帯代等をやめる。という方向にもっていく。
特に保険・・・今まで払ったお金がもったいない。とか言わないこと。
 
この手の固定費は削りましょう。なんてのはよくいろんな家計指南本にかいてあるけれども、ドラッガー先生の話を例にとって説明されるとなんだか説得力マンマンの重きがあることに感じだれたわたしであった…