年末年始に実家に帰ったときの酒飲みよもやま話。
姪っ子ちゃんは今年中学受験を控えている。ふとしたことからいまどきの中学受験の話になる。
(埴輪の写真を見せられて、)これはなんというモノですか?答えを書きなさい。
はにわ…誤
埴輪…正
なんだそうだ。
ひらがなアンサーはダメらしい。
学生時代、わたしはつるかめ算とやらのその後の人生においては方程式というモノに代替わりするモノを四ツ谷大塚の教材をつかった塾の教材を使って教えた経験があるのだが、その時思ったのは、「こういうモノを学んでその後の人生にどんな役に立つのだろうか…」であった。
話かなりさかのぼって、小学生のわたしが「人生に役に立たないな。」と思ったモノが「食塩水の濃度を計算する問題」であることを話題にする。(単に好きでなかったという言い方に換言もできるが…)
…人生に役に立つ問題に改題するのなら、
「缶コーヒーのなかに砂糖どれだけ入ってますか系」に問題が変わったら、健康問題も考えるきっかけになってもよいんでないか?みたいなことを言ったら、
妹夫婦及び私の夫に
「食塩水濃度計算問題はその後の人生に役立つ」
なる仰天反論が出された。
その例として挙げられたのが、
「あさりの塩抜きをしましょう。塩水につけましょう。」のときに役立つじゃん。というもの。
わたしはそもそも何パーセントの塩水であさりの塩抜きをするかすら知らんのだが、なるほど、人によって学問に対する結び付け方は違うんだな。と思ったのであった。
…わたしなんかは、単に電卓で計算すりゃいいじゃん…と思ったのだが、なるほど大人になってからも大昔の学問が結びつくということもあるのか。
大人になって係る食塩水の問題はおそらくパスタのゆで汁の濃度とかをピンポイントで割り出すとかであって、異なるパーセントのモノを混ぜ混ぜしたらどうなるの系の小学生泣かせのシチュエーションは想定無いし…)
そして、妹の旦那さんの人生に役立たない学習事項としては、歴史上の年号を覚えるもの、という一例が出され、
「いいくに作ろう鎌倉幕府(1192年)」
なんて、生きていく上であまり重要性は高くない。なる話になる。
そして、ここでオドロキの話になる。
最近は、「いいはこ作ろう鎌倉幕府(1185年)」という新説があるらしい。
1185年…鎌倉幕府ができた年
という説が有力なんだそうだ。
この鎌倉幕府はいつできましたか系問題は二つの説があることから、これらの年号を覚えてもテスト的には出ないであろう…であります。