勝間和代さんの新作本の「勝間式 食事ハック」を読んだのでその感想文を。
そもそもわたしが料理というものに興味を持ったきっかけ。
わたしが料理(=食生活)に興味を持つきっかけのひとつになったのは5年前に整形外科に2週間ほど入院したことが発端である。食べ物に気を遣わないと病気の二重奏になるリスクがあるんだな。ということが分かる出来事があった。
・年齢を重ねると複数の病気で病院にお世話になることがある。(わたしが入院していた病室のわたし以外の方々はご高齢な方で、当初わたしは皆さん、骨折単品入院だと思っていたの方々は皆、すぐに治る骨折&もう治らない糖尿病、あるいは、糖尿病で壊死した体の一部を切断して入院、食事の前後には血糖値のチェックがあり、インシュリン注射などがされていた。)
・糖尿病になって壊死した体の一部を切断しても、食べ物に対する欲求というのは衰えないのか…(同じ病室の方々がお見舞いに来たご家族の方との会話にももう食べれないナントカ、みたいな話が良く出てきていた。あのときアレを食べすぎたからわたしは糖尿になったのか。とか…聞いていて切なくなる。)
…わたしの場合は、全身麻酔の恐怖に耐え(注射針が刺さった瞬間に意識がなくなるというのはホントだった)入れた人工の骨がちゃんとくっついていただくことのみ切に願い(わたしの頸椎には人口の骨が2個ほど入ってます…もうくっついてるので大丈夫。)、おとなしく寝ているだけだったので、基本的に飲食自由、むしろやることは飲食&テレビを観ることくらいであった。お見舞いに来た夫に「マックのポテトを買ってきてくれ、」なることを呑気にお願いしていたくらいである。(病院のお地味食事に飽きたことが理由)
で、本題の読書感想文。
この本の趣旨は、無理のない範囲で植物性の食材を、なるべく加工しすぎず食べること、
加工はメカに任せることができることはメカに任せる、
ということがおもな記載内容。
いちばん心に残ったのは、
なぜに全自動洗濯機はどの家にもあるはずなのに、電動自動調理器具(例:シャープのホットクック)は買わないのか?
洗濯する回数より料理する回数のほうが多いはず。調理にもっとお金使ってもよいんじゃないの。
さまざまなことが(それこそ洗濯は洗濯板の時代から、乾燥まで自動でやってくれる世界)進化しているのに、なぜに調理方法だけは、大昔のやり方(いわゆるガスコンロと鍋、フライパン)でやってるのか?
なることが、随所に書かれている。
…そ、そうだよね…全自動洗濯機が故障したら、速攻買い替え。だけど、イマドキに温度管理やタイミングを管理してくれる電動自動調理器具の導入にはわたしは及び腰であった。一応の言い訳としては、
「大きすぎる」
「一個だけ持っててもダメ。ホットクックは二台持ちじゃないと結局ガス&ホットクックの二つの体制になるので、大した時短にはならない。」
(一応ウチにある電動系調理グッズは「オーブンレンジ(ヘルシオオーブンに近しい機能がある東芝製)」「食洗機」「炊飯器」)
最大の言い訳なのが、
「ガスコンロとオーブンレンジ、炊飯器、でもまあアリな体制を自分は構築している」という変な?自信である。
これまた大したことのない体制で、ちょっとだけ気を遣うことである。
いわゆる成果の80はちょっとした工夫の20から生まれる。みたいな。
以下チラリと書いてみる。
・食材はちゃんと重さを図る。全て切ってから火にかける。
・ガスコンロ使うときは、一番弱火、決して強火にしない。(弱火放置だと、そんなにマメにかき混ぜたりしなくても焦げない、野菜炒めとかだったら、放置して皿洗いくらいなら可能。)
・肉や魚はオーブンレンジのグリル機能で可能な限り焼く。極力フライパン焼きはしない。(油が飛び散ったガスコンロのお手入れが面倒である)焼き終わったら速攻お手入れモードにして、汚れを拭き取る。
・豆は炊飯器で炊く。一晩水につけた豆カップ1、水カップ1.5を玄米モードで炊く。
・食材の重さにたいして、0.6パーセント程度(程度、と書いてみましたが、0.5パーセントでも最近は良いんじゃないの、の模索中)の塩分を加えて味を調える。
・すぐしまう。(食材の余りや、味噌醤油等々は使ったら即もとあった場所にしまう。)
それでも、まだ改善の余地ありだわ…
クリエイティブなことは、加熱じゃなくって、食材の組み合わせ、切り方、メニューなんだよ…(これも勝間さんのご著書の名文。心に響く。)
時間、健康、お金、…人生において重要な要素を占めるもの。
時間かけなきゃ、健康になれない。(時間かけて健康系食材を料理するの意味)
じゃなく、
時間かけないで、お金かけるのもアリだな…投資の回収はすぐにできそうである。
勝間さんの本を読んでグラリと心が揺さぶられるのであった。
↓勝間さんご著書と作りかたが意外と難解でほぼ挫けた健康スイーツ本(手順を横着すると失敗する)