木道と言っても油断してはならない、の話…尾瀬の木道ですってんころりん、をしてしまったのだが、なぜにコケたか?を自分なりに考えてみた。転んでもただでは起きない。失敗からも何かを得ようとしてみた…
<事件の概要>
2016/9/23,24で群馬県と福島県にまたがる尾瀬を歩いてきた。(ふたつの県をまたがる、だと偉業っぽいけれども、実際歩くのは一日20,000歩くらい(12キロくらい))
…尾瀬ヶ原に行くのに一番簡単ルートと言われる「鳩待峠ルート」わたしたちも大体このルート。このルートは行きは石の階段、木道、木の階段が何度か繰り返され、をゆるっと下っていくと、尾瀬ヶ原についてしまう。というルート。(尾瀬ヶ原までだいたい3キロくらい)尾瀬ヶ原に着けばほぼ平坦な木道がずっと群馬県から福島県にかけて伸びている。
…ちなみに帰りはこのゆるっとした下りを疲れた体で登るため、尾瀬での癒され気分が吹っ飛びます…
事件当日…この日までわりと雨の日が多かったため、木道がぬるっと濡れている。
ぬるっとした木道に張り付く葉っぱ…踏んづけたらバナナの皮効果…危ない。
AM5:15頃歩き始める。
尾瀬といえば「木道完備で歩きやすい」なる認識が私にはあったのだが、乾いている木道なら歩きやすいけれども、濡れているのはすごく歩きづらい。
ゆるっとした下りを注意しながら進んだつもりであった・・・が、途中頭を強打するくらい激しく転倒…(転んでいる人はあちこちにいました…)
夫に「骨大丈夫?」と心配されるが、「カメラがヤバいかも。」なる場違いな心配をする私…(数年前の黒歴史ですが骨の手術をしているので、転倒はあんまり好ましくない…私自身とザックに入れてあったカメラ両方無事ではあったが、カメラにはちょっと刺激を与えてしまったので精密検査入院してもらおうかと思いますが…わたし自身に関しては、黒歴史は4年前に終止符を打ったつもりなので、夫が心配するほど本人は全く心配していない。)
近くにいた方々から、「木道、はしごみたいに横の木が打ち込まれているほう歩いたほうが安心だよ~。」と言われる。
よくよく見ると、木道には木の板そのまんまのものと、横に木が横に打ち込まれているものがある。
<結論>
真面目に右側通行を守り、ぬるっとした横の木無しの木道を歩いた私がアホだった…(早朝なので対向側から人は来ないので、安全面の観点から、許される行為であると思われる)
<さらに補足>
…写真は帰り道で撮った事件現場を振り向きざまに撮影したものである。(この日はサンサン太陽照りであったので木道もだいぶ乾いている)向かって右側がツルツル木道。左側が横に木を打ち付けてある木道。
自分なりに現場検証をしてみた…
木道はゆるりと下り坂になっており、かつ、内側に傾いていた…
木道そのものが地面に対して、水平が保たれていない。
ナナメ下り坂&内側傾き…
そりゃ危ないわけだ…自分がコケた場所以外も殆どが似たような作りになっていた。
木道、歩きやすいと油断してはならぬ…
わたしがコケたところは左右が土なのでコケ&コースアウトしてもなんとか大丈夫そうですが、場所によっては片側がガケみたいになっているところもある。コケ&コースアウトしたら大けがである…